自作キャンピングカーを製作するにあたって
ハイエースを自作で改造するにあったて以下のことを心がけました。
「必要な物は贅沢に、省くものは徹底的に省く」
当然と言えば当然ですが、見た目と利益を最重要視した企業のキャンピングカーでは、なかなかそういったものはありません。それができるのも自作の魅力です。
下記、キャンピングカーにするため、ハイエースに施さなければならない内容です。
以下自分がキャンピングカーとして必要だと思う順に書いてみます。
- ベッドキット :必須の装備です、ここに水道、100V電源サブバッテリー装置を取り付けます。
- 床板 :ハイエースは高級感に欠けますし、断熱性も考え床張りしました。
- サブバッテリー :蓄熱マットや扇風機、冷蔵庫など必要になります。大容量のソーラー式にしました。
- 断熱処理 :ハイエースDXは全く施されてないので、シングルACでは断熱なしでは厳しいでしょう。
これだけで寝ることはできますが、ハイエースDXは貨物車丸出しで走行時あまりにも寂しいです。
次はハイエースDXを乗用車に近づけるための施工です、SGLにはほとんど必要ない内容でしょう。
- SGL用後部座席 :もともとのシートは人権を無視したような(笑)ひどいシートです。
- サイドステップカバー :DXは金属プレート丸出しでこれを取り付けないと、本当にみすぼらしいです。
- 内張シート :ハイエースDXは内張りも悲惨な状態です、自分まで荷物になってしまった気分になってしまいます。
- シートカバー :前席はこのままでは質感が低すぎるし、交換した後部座席と前席が同じになるように取り付けました。
- フロアマット :ノーマルのままではいかにも貨物車という感じです。やはりカーペットにしたいです。
- バックカメラ :ハイエースは運転席から最後部までの距離があるのでカメラが必要です。
- キーレス :スマートキーとは言いませんが、最低でもキーレスが欲しいですね。
- カーテン :車中泊の際、丸見えでは困りますね。
- バックフロアカバー :前後座席の堺の部分のカバーです。これがノーマルままではいかにも貨物車という感じです。
以下が実際に取り付けた装備です。
水道設備付きベッドキット
ビルダーさん選びには本当に苦労しました。
品質を追求し、以前はトヨタの純正キャンピングカーを制作していたというビルダーさんの制作したベッドを採用しました。
このベッドはキシミもせず、マットが薄いにも拘わらず、寝心地がよい、キャンピングカー用のベッドとしては使い勝手は最高の物だと思います。
このベッドキットには非常にこだわり以下のような特徴を備えています。
- まずは、ベッドキットの基本である走行中は ”きしまず”、”丈夫” で ”寝心地が良い”。
- 床にマットを敷けば2段ベッドにしても快適に寝れるように、高めにしています。
- 100V電源用サブバッテリーシステムを取り付けれる。24kgもあるサブバッテリーを2つ搭載するので特に強度を求められます。
- 水道設備
- ベッドとしてだけでなく、この中にサブバッテリーや水のタンクを収納します。
ハイエースキャンピングカー床張りキット
キャンピングカーには清潔感が必要です。
まずは床がきれいで掃除しやすくなければなりません。
そこでハイエース自作キャンピングカーには床張りをしました。
最大級の発電量!250Wソーラーシステム
キャンピングカーでは最大級のソーラーパネルを用意しました。
ソーラーにした理由は自動車の電気系統に一切手を付けることがないので、バッテリー上がりやその他の電気系統のトラブルを防げるためです。
それに走行充電ですと旅行中、その日によっては長距離走行しないこともよくあると思います。また、オートキャンプで連泊する時なんて走行がほぼ0KMになってしまいます。その点ソーラーなら走らなくても充電してくれます。
250Wという大きな発電量のソーラーパネルに115Wのディープうサイクルバッテリーを2つ付けることにより、悪天候対策もバッチリです。
サブバッテリーソーラーシステムに関してはこちら
ウレタンフォーム
この写真では何が何だか分からないかもしれませんが、これは断熱用ウレタンフォームです。
ハイエースDXは断熱材は一切入っていないので、かなり寒いです。
断熱したお陰でエアコンやヒーターもバッチリききます。
サイドステップカバー、内装張り替えシート
ベース車のハイエースDXははっきり言って乗用車では考えられないほど内装がチープな作りになっています。
それぞれの左下の写真と見れば分かるでしょう。
床張りキットと内張りシートを付けるだけで全然雰囲気が変わります。
ハイエース専用シートカバーとフロアマット
先ほども書きましたがハイエースDXのシートのチープさも驚異的です。(涙)
そこで何とかそれを補うためシー-トカバーとフロアマットも装備しました。
バックカメラ
標準のハイエースは4ナンバーで乗用車なら5ナンバーのサイズでしかありません。
しかし、運転席は自動車の最前部リアハッチは最後部ですのでかなり距離があり、バックする際はかなり見づらいし距離が測りづらいです。
快適なキャンピングカーには快適な運転が必須だと思います。
そこでハイエース専用バックモニターを取り付けました。
社外キーレス
キーレスのないハイエースDXでよく不便に感じるのが助手席のドアの開閉です。
というのはハイエースDXの助手席には鍵穴がなく、キーレスがないといちいち運転席まで行って鍵を開けねばなりません。
それで社外キーレスを取り付けました。
キャンピングカー用汎用カーテン
車中泊の際、プライバシーを守るのに欠かせないカーテン。汎用品で薄いものですがプライバシーを守れます。