車中泊用自動車について

車中泊用自動車と言えばまず思い浮かぶのがキャンピングカーですね。

その他、ミニバンを利用されている方も多いと思います。

ここではミニバンにルーフテントを付けた状態からキャンピングカーに至るまで一通りの経験から得たアドバイスをしたいと思います。

キャンピングカーには色々な種類があります。

キャンピングカー

キャンピングカーと一口に言っても色々なしゅり種類があります。

ここでは折角苦労してキャンピングカーを購入して、後悔する人が非常に多いのは確かです。

ここでは後悔しないように、各種キャンピングカーのメリット、デメリットをお伝えしようと思います。

 

ルーフテント イージーキャンパーシリーズ 一覧

 キャブコン(本格的キャンピングカー)

キャブコンきっと皆さんが想像される憧れのキャンピングカーです。

普及しているのは1.5tのトラックを改造しているタイプの物です。

車内にはトイレ、台所、シャワー、FFヒーターなどが完備されていて、小さな家のような自動車です。

実際に寝る場所に着いてからの快適さは他の追随を許しません。

快適際に関しては皆さんがきっと想像されている状態でほぼ間違いはないのではないでしょうか。

しかし、デメリットも多くあるのも事実です。

 

パワー不足

ほとんどのキャブコンは見て分かる通り、非常に重く、常に最大積載量の荷物を載せているようなものでパワー不足が否めません。

特にガソリン車ですとベース車が2000ccのものが多く、高速道路の坂道では悲惨と言っていいほどの状態です。

日本車ならそんなにひどいことはないだろうとお考えの方が多いと思いますが、それは甘いです。

本当に信じられないほど走りません。

トルクが太いディーゼル車は3000cc前後のものが多いですが、それでも走りが悪いのは否めません。

購入する際はまずはキャンピングカー販売店で試乗させてくれれば絶対に試乗するべきです。

それが無理ならば、キャンピングカーをレンタルして試してから購入しましょう。

また、FRが多いのですが雪道や砂利道等の道路では特に滑りやすいので気を付けましょう。

よく雪道を走る人は4WDを選びましょう。

それで納得してから購入したほうが絶対に無難です。

 

買い物が大変

長さは5m未満に抑えてあるものが多いですが、幅が2mを超えるものが多く、車幅に関しては実際には4t車に近い状態です。

そのため慣れない方には少々運転が厳しいと思います。

旅行中コンビニなどでジュースなどちょっとした買い物をする事が多いと思います。

その際車幅が2mを超えるので駐車場のサイズギリギリ一杯になります。

そのため両サイドに自動車が止まっている時は降りるのが非常に大変です。

正直自分は下手なせいかもしれませんが躊躇するほどでした。

しかし、長さは乗用車サイズということで、大型車の場所にとめるのは気が引けます。

かといって普通車の駐車場では狭すぎて困った経験があります。

 

無駄なものは取り付けない。

特にトイレは処理が嫌で最後まで使わない方が多いです。

トイレを設置すればその分居室が狭くなるし、コストもかかります。

よく考えたほうが無駄がありません。

 バンコン(ハイエースやキャラバンを改造したキャンピングカー)

レンタル キャンピングカー 愛知ハイエースやキャラバンをベースにしたキャンピングカーで、サイズ的に価格的にもバランスが取れていると思います。

もちろん、ハイエースをベースにしたバンコンでも一般的には400万円オーバーとなってしまいます。

サイズの大きいスーパーロングが使用されるのが一般的です。

自分は普通サイズとスーパーロングの両方を使ったことがあります。

現地ではキャブコンほど快適ではありませんが、運転はキャブコンと比べて楽になります。

スーパーロングですと、四国や小豆島の八十八ケ所巡りでは信じられないような細い道が多く、取り回しが大変でした。

 

バンコンを購入する際の注意

バンコンほどではありませんが、パワー不足は否めません。

このキャラバンは2400ccガソリンエンジンですが、高速道路のきつめの上り坂ではかなり苦労しました。

その点、ハイエースの普通ボディーディーゼルターボの時は走り自体には問題を感じたことがありませんでした。

ただ後輪駆動のため急斜面の砂利道、しかも上った先が急カーブの場所では非常に苦労しまし、何度も勢いを付けてやっと登り切りました。

普通の乗用車は普通に登れるような場所です。

このようにキャブコン同様滑りやすいので、よく雪道を走る人は4WDを選びましょう。

 

軽キャンピングカー

車中泊旅行準備時間に制約がない気ままな旅行には小回りの利く軽自動車で十分ではないでしょうか。

軽キャンピングカーにルーフテントをつければ家族4人が十分快適に就寝することだってできます。

それにサイドオーニングと100V電源用サブバッテリーを取り付ければ結構本格的なキャンピングカーとなりオートキャンプだって楽しめます。

軽キャンピングカーを購入する際の注意

軽キャンピングカーはキャンピングカーとは言ってもやはり軽自動車ですので、どうしても広さに限界があります。

軽キャンピングカーに色々な装備を付ければ付けるほど就寝スペースがどんどん狭くなってしまいます。

装備が色々付いているものは一見豪華に見えますが、寝てみると窮屈なことが多ので、一度横になってみることが大事です。

また、普通車と比較すると高速道路ではやはり安定性に欠けますので、一度試乗してみる必要があると思います。

ルーフテントのご相談

ルーフテント

ルーフテント確かにキャンピングカーではありませんが、工夫をすればキャンピングカーに負けないほど快適に寝ることができます。

ミニバンの後部座席にスノコ4枚を敷いて、その上にマットを敷きます。

スノコを余分に敷くだけのことで普通のベッドと変わらないほどの快適さで大人2人が寝ることができます。

それにルーフテントを取り付ければ家族4人が快適に寝ることができてしまいます。

ただし、収納場所が不足していますので荷物のやり場に悩まされます。

ハイエースorキャラバン+ベッドキット

バンコンと比べてチープ感は否めませんが非常に実用的です。

バンコンと比べて軽い分普通に走れますし、費用も格段に安くつきます。

また気が付きにくい大きなメリットとして面倒なベッドメイキング作業がないということです。

バンコンを2人で使う場合は話は別でしょうが、親子で使う場合は椅子をベッドにして布団を敷く作業は結構面倒です。

その点ベッドキットならベッドはずっとベッドのままですので簡単です。

人数が多ければルーフテントを付ければ5人までなら快適に寝られます。

キャンピングカーとルーフテントの比較

vs

ここではキャンピングカーとルーフテントのメリット、デメリットを両方使用して感じた経験をここでまとめてみます。

 キャンピングカールーフテント
価格軽キャンピングカーでも200万円~当社の場合取り付け料も含めて約36万円~
キッチン    

キッチンはあるが排水処理が必要で滅多に使用しない。

主に使うのはコーヒーやお茶を入れる時だけ。

実際には旅行で外食、コンビニ弁当になるので不具合はない。

コーヒーやお茶を入れるのはカセットコンロで十分。

トイレ

汚水の処理が嫌で、道の駅やサービスエリア、コンビニで済ませてしまう人がほとんど。

ただし、いざという時には役にたちます。

当然、ルーフテントにはトイレはありません。

道の駅やサービスエリアが充実している今、車中泊の際トイレには困らない。

取り回し幅が大きすぎ、かなり大変です。 乗りなれた車をそのまま使えます。
電源について  

電源用サブバッテリーがついているものが多い。

旅行の際、実際に使うのは照明程度などの消費電力の少ない電気機器がほとんど。

ポータブル電源と検索すれば1万円くらいから簡易電源装置が購入できます。

それだけで照明程度の電源は十分に確保できてしまいます。

車の故障致命的な故障があった場合は、すべてが駄目に・・・自動車を買い替えても移動できるのでとても経済的。
快適性    

ある程度涼しい環境でも、風通しが悪く熱がこもりかなり暑い。

冬場はFFヒーターがあれば家のよう。

四方に網戸があり、風通しが抜群で結構涼しく快適。

冬場は寒いが外気温より2~3度高く、想像以上に暖かい。

悪天候車の中ですので風雨に対してかなり強く、安心感は高い。極力悪天候は避けましょう。

 

森の車中泊の経歴と現在

自分の経歴は家族が5人までの時はルーフテント付きミニバン、ルーフテント付きバンコン、6人になってからはキャブコン、現在はキャラバンにベッドキットとルーフテントを取り付けています。

何故現在キャラバン+ルーフテントかというとキャブコンのパワーのなさや駐車する際の不便さが嫌になったためです。

実際自分の旅行スタイルでは、キャンピングカーがあってもキャンピングカーとして使うのは本当に寝る時だけです。

そのため寝るときに準備が簡単で快適であることと走行時の快適さが重要となったためこの選択肢になっています。

結局1週回って元に戻ってきています。

これはあくまでも私個人の旅行スタイルで、このページをご覧になっているあなたのスタイルとは違うと思いますが少しは参考になると思います。

 

ルーフテント イージーキャンパーシリーズ 一覧