冬場のルーフテント泊

真冬のルーフテント泊についての経験をお伝えしたいと思います。

現在は販売していない蓄熱マットのネタも含んでいますが、きっと参考になると思います。

蓄熱マットは非常に良い商品ですが結構高額です。

経験を積んだ今ではずっと安い蓄熱式電気アンカでも十分いけると判断し販売を中止しました。

ルーフテントは冬でも安心?

12月11日最低気温が0℃前後になったので実際に蓄熱マットがどの程度寒い冬に有効か試してみました。

もちろん11月下旬にも試していますが、冷え込みが足りず、お客さんに胸を張ってお勧めすることはできません。

外気温外気温は夜11時37分の就寝直前の時点で5.8℃とかなり寒いです。

ただし、この温度計はLEDライトについている物で精度はかなり怪しいです。(汗

 

ルーフテントに乗り込みます寒い中寝る前に読む本を持ってルーフテントに乗り込みます。

写真を見るとすごく多くの服を着込んでいるように見えますが、実際には着ている服は、シャツ、スウェット、ジャンパーの3枚です。これだけですと屋外では寒すぎます。

着ぶくれしているのではなく単なるデブです。(笑)

 
ルーフテント室内

布団のなかはポカポカです。

これだけ暖かければ全然問題ありません、それどころか下から心地よい温度で背中が温まり非常に心地よいですね。

写真だけですと毛布1枚に見えますが、この中に羽毛布団1枚入っています。

 
外気温

朝7時15分頃のルーフテント室内の温度です。1.3℃とかなり寒いですが、布団のなかはまだポッカポカです。

これ以上冷えてもある程度なら布団を足せばまだまだ大丈夫そうです。

これで冬でもルーフテント内で快適に寝れることが証明されました。

生産メーカー発表では7時間ということになっていますが、蓄熱終了後からこの時点ですでに7時間半は経過しています。

布団をきちんとかけてさえいれば蓄熱時間はかなり長いようです。

ルーフテントの外に出る時かなりヒヤッとしたので外気は0℃かそれ以下ではなかったでしょうか。

ちなみにネットの天気予報で7時の気温を見ると名古屋で-0.2℃でした。

電源さえあれば蓄熱式電気アンカが安価です。

電気アンカ

上の写真ではルーフテント内ではなく車内ですが、寝袋(シュラフ)に蓄熱式電気アンカを入れて子供たちが気持ちよくすやすやと寝ています。

この蓄熱式電気アンカは弊社では取り扱っていませんが、2000円前後と非常に安く買うことができます。

蓄熱式電気アンカのメリットは安いだけでなく、蓄熱時間も非常に短いことです。

デメリットは蓄熱マットほど暖かい面積が広くないこと、最大必要電力が400W で一般の自動車用の12Vシガーソケット用のインバータでは電力が不足なことです。

ですので一般的にはサブバッテリーを取り付けたキャンピングカーのみになってしまいます。

年末年始に9日間ルーフテント泊をしてきました。

冬のルーフテント泊

我が家には小さな子供がいるため今まで冬場のルーフテント泊は避けてきました。

ハイエースのキャンピングカーを化したことと、蓄熱マットという最強車中泊アイテムが揃ったので長期車中泊旅行に行くことにしました。

そして、クリスマスの25日夜~正月2日にかけて小豆島へ旅行へ行ってまいりました。

実は大したことがなかった冬場のルーフテント泊

正直言って真冬のルーフテント泊は蓄熱マットかその他の何かがないと厳しいと思い込んでいました。

蓄熱マットを使って快適なのは当たり前。蓄熱マットなしでルーフテントがどの程度いけるのか確認することはルーフテント屋の使命と思っていましたが、16年間バリ島で暮らしていた自分にはハードルが高く先送りに。。。

その旅行の最中ちょっとマヌケま失敗によって、蒲団のみでのルーフテント泊の実行をすることになりました。

というのは蓄熱マットのスイッチを入れ忘れ、「あれっ、今日は暖かくなるのが遅いなあ。」と思いましたが十分に快適だったので気持ちよく寝てしまいました。

それでスイ ッチが入っていないことに気が付いたのは、トイレのため目が覚めた真夜中3時、、、、

要するに「しっかりと蒲団をかぶっていれば全然真冬でも大丈夫。」 

ということです。

結局朝まで全然寒く感じることはありませんでした。

ちなみにこの時は掛け布団2枚、毛布1枚、下は毛布なしで電気なしの蓄熱マット(毛布代わりになっているかも?)、着ていたのは長袖シャツ、スウェット、ジャンパーの3枚です。

大きな問題は1つ結露

ただし、寒くないからと言って問題がない訳ではではありません。

これは蓄熱マットを使おうが使わなかろうが避けられない問題ですが、ルーフテントの内外の気温差が結構あるため結露がでます。

もちろん当社ルーフテントはベンチレーターが付いていて以前のタイプより結露は減っていますが、それなりに結露します。

そのためほかっておくとどうしても布団の縁が濡れてしまいます。できたら目が覚める度にタオルでふき取るとよいでしょう。

連泊するとかなり濡れてきますので出来れば昼間何かを見学する時はルーフテントを展開して乾かすとよいでしょう。それが無理ならタオルでふくとよいです。